2020年4月30日木曜日

クラブメンバーより動画メッセージです

齋藤翔生くん、伊東亜勇武くん、高橋克英くん、浅利圭吾くん より 動画you-tube
メンバー・サポーターの皆様
新型コロナウィルスにより休校のうえ、自粛のGWとなっていますがいかがお過ごしでしょうか。
クラブ高校生・大学生・小学生のメンバーより、子供達への動画が届きました。
とても嬉しいです。さすが!クラブを代表するメンバーです。

★齋藤翔生くん&伊東亜勇武くん

★高橋克英くん

★浅利圭吾くん

HPに逐次upしていきますので皆様もぜひ、送ってください。

2020年4月27日月曜日

休校中の学び⑤逆川・桜川・千波湖の魚たち

逆川こどもエコクラブメンバーのフィールドとなっている桜川水系と千波湖に生息する、主なる魚たちについて掲載します。
①最も大型の魚としては、桜川、逆川に2005年から遡上してきたサケが代表的です。
②河川の水質浄化に伴い、2005年にはアユも確認されています。
③外来種はオオクチバスとブルーギルが代表的ですが、2011年に更に大型のアメリカナマズが千波湖で確認されています。この他、カムルチーやハクレン、ソウギョなども生息しています。
④貴重種としてはヤリタナゴがあげられますが、近年、逆川でカジカが確認されています。また、湧水にはホトケドジョウやスナヤツメの生息が、クラブメンバーによって記録されています。
水戸市立博物館に行くと、これらの魚の剥製が展示されていますが、そのほとんどの記録は逆川こどもエコクラブサポーターによるものです。
それだけ、川や湖に入っている「泥んこクラブ」ならではのデータの蓄積が生かされているといえます。
次回は、桜川・逆川のサケについてまとめたものをお伝えします。





2020年4月25日土曜日

休校中の学び④「千波湖の水質」


市民の憩いの場千波湖の水質についてお伝えしていきます。
1.千波湖は桜川からの水を1.4t/秒の導水して成り立っています。その導水システムが平成23年の震災でこわれて停止。この年と平成24年にかけて水質が悪化し、アオコも大発生しました。その後、施設が修復し、CODは年平均10mg/Lと改善していますが、県内を代表する湖沼の霞ヶ浦、涸沼と比較しても水の汚れ具合を示すCODは、高いレベルにあります。
2.水の栄養分である窒素(ちっそ)も高いことが分かっています。窒素を減らすにはヨシやガマによる植物の吸収が重要です。
3.アオコ発生は桜川でも多く発生します。発生時期は5月~10月、4月になると、常澄地区の水田に備前堀を介して水を送るため、駅南の「柳堤ラバーダム」が5.5mの高さに上がります。すると、桜川が停滞してアオコが爆発的に出ます。千波湖の水も桜川に流れずらくなって停滞し、アオコが出てしまします。
4.柳堤ラバーダムが上がることによる水の停滞を示します。
5.アオコ発生のメカニズムを断面的に示しました。
6.サポーターが毎週アオコレベルを調査した結果、風によって千波湖の南側にアオコが溜まりやすい結果が出ています。
7.市民による水質浄化の取り組みとして、ビオトープづくりが行われてきました。2013年から年1回、ビオトープづくりが開催されています。7年間で約300m植えられました。水の中の窒素の濃度は年々下がってきており、その効果が少しずつ出てきています。
8.ビオトープは生物も増やしています。始まる前はエビしかいなかったものが、今では小魚も増えてきています。逆川こどもエコクラブメンバーは、このビオトープづくりの、こどもたちの主体となっています。
新型コロナウィルスによる休校も続いていますが、適度な散歩や自然に親しむ行動を通じてストレスを解消してください。








2020年4月19日日曜日

英宏の生物調査の写真 HP掲載いたします。











英宏の泉下流の生物調査

本日は、コロナウィルスの対策を踏まえ、人数制限と全員マスク着用により、屋外で生物調査を行いました。新たな水辺で初確認の生き物を探しました。結果は以下の通り。
甲殻類
ヨコエビ、アメリカザリガニ
魚類
スナヤツメ、メダカ、ホトケドジョウ、ドジョウ
巻き貝
カワニナ、タニシ
偏形動物
ウズムシ
両生類
アマガエル、アカハライモリ
昆虫
オニヤンマ、サナエトンボ、カワトンボ
以上です。




2020年4月18日土曜日

茨城セブンの森「英宏の河畔林」でイモリを確認

本日の大雨の後、英宏の泉の出水の様子を見に行きました。
大水や濁水の影響はなく、きれいな水に戻っていました。
下流側の泉でイモリが確認されました。


休校中の学び③「千波湖100年の歴史」

市民の憩いの場である千波湖は、クラブメンバーがビオトープづくりや外来種捕獲などの環境改善活動を行ってきています。
千波湖は100年前、今の2.5倍の面積がありました。
その後の歴史について、まとめた写真をみながら学んでください。




2020年4月15日水曜日

生物調査は19日に変更・読売新聞「愛知県版」

新しく開拓された茨城セブンの森英宏の泉の下流側水生生物調査は18日の予報が雨のため、19日の13時からに変更となりました。
本日の読売新聞愛知県版に「脱炭素チャレンジカップ2020文部科学大臣賞」の記事が掲載されました。
劇団シンデレラより送られてきました。今の厳しい状況を乗り越えた先には、素晴らしいことが待っていることを信じて互いに頑張っていきましょう。


2020年4月12日日曜日

英宏の泉「新たな開拓地」の様子

4月18日に生態系調査を行う英宏の泉下流を開拓して発見された水辺を紹介します。
滝=伊藤先生が発見した「三男の滝」
泉=小島くんが発見した「大知の泉」
全景を見る限り、約400m区間を新たに開拓しています。
いつ行っても枝払いをしているサポーターの飽くなき挑戦は、素晴らしいの一言です。




休校中の学びその3「ヒヌマイトトンボ」

ヒヌマイトトンボは、今から49年9か月前の1971年7月7日に、当クラブ会長の小菅次男先生と廣瀬誠先生の公立学校の理科の2人の先生が涸沼へ調査に出向いた際、汽水のヨシ原の中で見つけた新種です。今年の7月7日で50周年を迎えます。発見当初は涸沼沿岸のヨシ原13か所で確認されていましたが、その後の半世紀で、治水のための護岸整備、塩害防止の築堤設置により、3か所のヨシ原での生息に限られていましたが、そのうち、大洗町の区域では震災の地盤沈下によって生息ヨシ原が消滅して以降、確認情報が得られていません。ラムサール条約登録湿地となった涸沼では、指定を受ける際に重要視された3種の鳥「オオワシ」、「スズガモ」、「オオセッカ」とともに、このヒヌマイトトンボを守っていくための行動が求められています
クラブでは、これまで、「ラムサールネイチャーガイド登録養成講座」
ヒヌマイトトンボを拡げるための「ビオトーププロジェクト」
などを開催し、次世代に貴重な生物を残していくアクションを続けています。
ヒヌマイトトンボに関するPPをアップしましたので、この機会に学んでみてください。
次回は千波湖の歴史についてお伝えします。






愛知県の記事に掲載

劇団シンデレラのホームタウンとなる愛知県の広報紙に、脱炭素チャレンジカップでの表彰記事が掲載されました。千波湖の主役としてアオコに扮した上野副代表は、休校で皆に会えないのが、残念ですが、がんばっぺ‼と言ってます。


2020年4月9日木曜日

休校中の学び[貴重動植物レッドデータ]

豊かな自然が残る茨城県には貴重な動植物がたくさんあります。
先日、英宏の泉で発見された「スナヤツメ」は、日本の絶滅危惧種UV(絶滅の危険増大)にランクされています。
逆川緑地と英宏、常磐に生息する「ホトケドジョウ」は更に上のランクEN(近い将来絶滅の危険が極めて高い)です。
この他、よく学習会で採れる「ニホンウナギ」、「メダカ」もレッドデータ掲載種です。
環境省レッドデータブックの各都道府県をクリックすると、各地の貴重種が検索できます。
茨城県のリストを見ていただくと、様々な調査で発見された種が掲載されています。
調査者の多くは、逆川クラブのサポーターの先生方です。
<写真はカジカ 逆川で確認2016>